働き方の多様性が認められつつある昨今、会社に勤めないフリーランスという働き方が注目されています。大手クラウドソーシングのランサーズが発表した「フリーランスに関する実態調査」によると、2021年の日本のフリーランス人口は、1,670万人。過去最多を更新しました。
フリーランスという働き方をしたい思いつつも、自分にはスキルがないから無理と諦めてはいませんか?今回は、スキルなしでもフリーランスで成功する秘訣と心構えをお伝えします。
スキル「ゼロ」からフリーランスになれるが、多くの壁が存在する
結論から申し上げますと、スキル「ゼロ」からフリーランスになることは可能です。しかし、フリーランスである程度収入を得られるようになるまでには、それなりのスキルが必要となります。
【スキル「ゼロ」でフリーランスが難しい理由】
・フリーランスは実績がないと仕事を獲得するのが難しい
・即戦力としての働きを期待される
・スキル「ゼロ」からできる仕事は単価が低く、低収入になりがち
・フリーランスには直属の先輩がいないため、だれも教えてくれない
・仕事をこなすだけではなく、仕事を獲得するための営業や売り込みも必須
詳しく見ていきましょう。
フリーランスは実績がないと仕事が来ない
フリーランスは、個人のスキルで仕事を受注するため、実績がないと仕事は来ません。クライアントが仕事を依頼する場合は、実績(今までの経歴やポートフォリオなど)を見て判断します。未経験でフリーランスになりたての時期には、過去の実績を提示するものがありません。したがって、仕事を獲得できずに挫折するフリーランスは多く存在します。
即戦力としての働きを期待される
フリーランスは個人での仕事ぶりを評価するため、即戦力としての働きぶりを期待されます。会社勤めでは、チームで助け合いながら仕事をすることが可能ですが、フリーランスは個人戦のため、高品質で細やかな所に気がつき、スピーディに仕事ができることが求められます。したがって、より高いスキルを持った人材がいれば、そちらに仕事が流れてしまうのです。
スキル「ゼロ」からできる仕事は単価が低く、低収入になりがち
もちろん、スキル「ゼロ」からでもできる仕事は存在します。
例えば、クラウドソーシングサービスを利用すれば、口コミや体験談を書いたり、SNSを利用して文章を送る業務などは、未経験者でもすぐに仕事がもらえます。しかしその場合は、作業量が多いわりに単価が低いものが多いため、量を沢山こなした割には、収入に繋がらないケースが多いため、疲弊してしまう恐れがあります。
フリーランスには直属の先輩がいないため、だれも教えてくれない
フリーランスには直属の先輩や上司がいません。
従って、仕事の取り方や進め方・間違いなどは指摘してくれません。会社では小さなミスの段階で上司がチェックし守ってくれることが多いですが、フリーランスはすべて自己責任となってしまいます。
仕事をこなすだけではなく、営業や売り込みも必須となるため
フリーランスは、自分で仕事が選べるのが特徴ですが、待っているだけでは仕事はきません。自ら仕事を獲得するために営業や売り込みを行う必要があります。今まで営業をしてこなかった人が、仕事を獲得するのはかなりハードルの高いことで、営業と仕事を同時に行うタフさも重要となります。
スキル「ゼロ」からフリーランスを目指すために
ここまで、スキル「ゼロ」からフリーランスになる難しさを挙げてきましたが、次はスキル「ゼロ」からフリーランスを目指すためにはどのような心構えが必要か考えていきましょう。
【フリーランスを目指すための心構え】
・なぜフリーランスになりたいのか明確にしておく
・フリーランスになるまでの期限を決める
・目標となる人物を探し、その人のフリーランスまでの道のりを調べる
・まずは副業で安定的に収入を得るまで実力をつける
なぜフリーランスになりたいのか明確にしておく
まず、あなたがなぜフリーランスになりたいのか明確にしておくことが重要です。
・時間や場所に捉われない働き方をしたい
・子育てや家事との両立をおこないたい
・仕事中は個人での方が生産性があがると感じた
・個人でやりたいことが見つかった
今の働き方に不満があるため、フリーランスになりたいと考える人もいると思います。
しかし、フリーランスになったらそこから多くのデメリットも見えてきます。よく聞くのは、「収入が安定しない」「1日の労働時間にムラがある」「自分で常に勉強しないといけない」など。
このようなデメリットを天秤にかけてもフリーランスになりたいのか考えることが重要です。
フリーランスになるまでの期限を決める
フリーランスになりたいと本気で考えるなら、次はフリーランスになる期限を決めましょう。期限を決めることで、独立するまでに何をするのか行動が定まってきます。
例えば、
・フリーランスになるための下準備をどの時期に進めるか
・仕事場をどのように確保するか
・手続きはどのように進めるか
など、時期によってやることは変わってくるので、1つ1つ期限を決めて行動しましょう。
目標となる人物を探し、その人のフリーランスまでの道のりを調べる
ロールモデルがいることにより、より目標が明確化します。自分の目標となる人物を探し、その人がどのような道のりでフリーランスになったのか調べてみましょう。また、その人が実際に行ったことを真似して実践してみるのも良いでしょう。
まずは副業で安定的に収入を得るまで実力をつける
いきなり、スキル「ゼロ」でフリーランスになるのはリスクが高いため、まずは副業で収入を得られるか挑戦してみると良いでしょう。会社員の業務をこなしながら安定的に副業で収入を得られる実力を持っているのなら、実績はすでにあり、タスク管理能力もすでに身についています。いきなりフリーランスを行うより、少し安定してからの独立となるので、不安感が減るでしょう。
未経験・スキルなしからでも挑戦しやすい職業
ある程度個人スキルを持っている人は、今までの実力を活かしてフリーランスに移行することを検討できますが、スキル0状態の人が未経験でも挑戦しやすい仕事はあります。
【スキルなしから挑戦しやすい職業】
・ブロガー・アフィリエイター
・Webライター
・SNS運用代行
・事務作業代行
・Webデザイナー
・Webエンジニア
ただしこれらの職業も、挑戦しやすい職業と言われていますが、仕事を継続的に受注するためには専門スキルを自分で磨いて行かないといけません。フリーランスは、個人スキルで仕事を獲得する働き方ですので、常にスキルアップを目指す必要があります。
スキル「ゼロ」状態でもフリーランスにはなれる!しかし限界が必ず来る。常に自己研鑽しながらスキル習得を
スキルゼロの状態でもフリーランスにはなれますし、挑戦しやすい職業は存在することが分かりました。しかし、重要なのは「自分がどうなりたいのか」です。フリーランスという働き方を選択し、デメリットを受け入れられるくらいの覚悟をもっているなら挑戦していくと良いでしょう。
しかし、現状を回避したいからという理由だけでフリーランスを目指すのは得策ではありません。自分の人生にとって、何が大事か明確にし、そのうえでフリーランスが適しているならば、目標設定をして実績を積むことが大切です。
今の働き方に不満を持っていませんか?フリーランスという時間に縛られない働き方は魅力的ですが、特別なスキルを持っていないことを理由に、挑戦できずに悩んでいる方もいるでしょう。
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