「自分の強みとは何か?」とふと考えたことはありませんか?自分の強みを知らないということは、自分の得手不得手が分かっていないという状態。つまりは苦手なことに余計な労力を使って疲弊している可能性があります。自分の強みを見つけると得意分野を活かした職業を選択できます。
そこで、今回は自己分析の重要性と自己分析の仕方をご紹介したいと思います。
自己分析を行う目的とは?
就職活動や転職活動を行う際、そしてなにか新しいことを始めたいと思っていても、何から始めたらよいのか悩んでいるという方はいませんか?
そんな時、最初にすべきことは「自分の強み・弱みを自己分析すること」です。
自身の得意不得意を理解していることで、自己PRする内容が明確になり、企業からするとその能力やPRポイントは、入社後どのような仕事に活かせるか判断する材料となります。
自分の強みを知るメリット
自己分析を行い、自分の強みを知ったことでうまくいったケースを2つご紹介します!
事例1)自分の強みを知って活かした結果、売上が14倍UP
強み総研が行っている「強みビジネス年間プログラム」に参加した経営男性のケースでは、実績のある経験に強みを掛け合わせたことで、売上を今までの14倍に上げました。その経営者の場合は、リアルでの集客の強みにプラスして素直に信じて行動を行うことを掛け合わせました。
事例2)英会話教室営業から人材紹介会社営業に転職した女性
転職活動中にリクルートエージェントに登録した女性。元々アパレルや化粧品に興味があったため、その分野を中心に転職活動を行っていたが不合格の連続だったといいます。自分の強みを再認識する過程で、英会話教室での講師に対するマネジメント能力があることに気づき、人材紹介営業に転職し成功しました。
以上2つのケースからも、自身の強みを理解したことにより、成果につながっていることが分かりました。
自己分析を行い自分のやりたいことと掛け合わせることで強みを知ることができます。その結果、何倍にもなって成功を生み出す可能性が広がります。
自己分析の方法3つをピックアップ!
自己分析が重要ということは分かりましたが、自分自身のことを闇雲に書き出そうと思っても、うまく言葉が出ない、どのようなことを分析したらよいのか分からないという方もいるかもしれません。
今回は、自己分析の方法を3つピックアップして解説していきます。
①マインドマップ
②ジョハリの窓
③自分史
これらは、方法さえ分かればツールを使わなくても紙で書き出すことができます。
①マインドマップ
引用:MindMeister
マインドマップとは、思考の整理やアイデアを出すときに使われる手法で、真ん中に主題となるテーマを書き出し、そこから枝分かれ状に単語やイメージを書いて頭の中を整理していきます。
自己分析でマインドマップを使う場合は、「自分の好きなことの理由」「なぜその職業を選んだのか」などを主題に挙げ、そこから派生していった答えを見ていくと、自分の本当の想いが見えてくる可能性があります。
②ジョハリの窓
ジョハリの窓とは、自分から見た自分と他人から見た自分を4つの窓に当てはめて自己分析を行う方法です。
4つの窓は、自分も他人も理解している「開放の窓」、自分は知っているけれど他人には知られていない部分を「秘密の窓」、自分は知らないが他人は知っている「盲点の窓」、そして自分も他人も知らない領域の「未知の窓」があります。
例えば文章を書くことが得意であると、自分も他者も共通理解している状態であれば、「開放の窓」に当てはまりますが、自分では文章を書くことが苦手だと思っていても、他者の評価が高い場合は「盲点の窓」となるでしょう。
また、文章を書くことが得意と自分では分かっているけれども、他者が気がついていない場合は「秘密の窓」、両者とも理解していないが実は隠れた才能がある場合は、「未知の窓」に当てはまります。
このように、表で可視化することにより自分の中に秘めた才能を見出す可能性が発見される場合があります。また、自分で得意なことをアピールする際にも他人が知っているか知らないかによってアプローチの仕方も変わってくるので、自己分析におすすめです。
③自分史
自分史とは、自分の歴史を書いていく方法です。具体的には、小学校~大学まで自分がどのような経験をしてきたのか、またはどのような場面でつまづいてきたのかを振り返る役割を果たしています。
自分史のフォーマットは様々で、自分が深掘りしたいテーマで書いていきます。上記のフォーマットでは一般的な例を挙げましたが、例えば、勉強部分を深掘りして、授業時間のこと家での学習のこと、得意科目や苦手科目のことなどを詳しく書いてみると良いでしょう。
深掘りする際は、エピソードとその時の感情を簡潔に書くことが重要。自分が何に興味を持っているのか、どういう時に感情が動くのか、ということが原体験を通して明確になるためです。
自己分析で行き詰ってしまった場合は?
先ほど自己分析の方法を3つご紹介しましたが、自分の考えがまとまっていなかったり、自分自身の気持ちがよく見えていなかったりする場合は、書き出している途中で止まってしまうことがあります。
自己分析の方法として、自分で書き出す他に
①周りの人に自分の印象を聞く
②ツールを使う
といった方法があります。
周りの人に自分の印象を聞く方法
「他己分析」となるので、予め質問事項を用意しておきましょう。
・私の第一印象
・私の長所、短所
・第一印象から変わった部分、そのままだった部分
・伸ばした方がいいと思う分野
・改善した方がいいと思う分野 など
「他己分析」のポイントは、様々な人から印象を聞くことと、質問は具体的なものを用意すること。
そして、「他己分析」で上がってきた内容と自己分析を組み合わせることで、自分から見た自分と他者から見える自分の違いを確認することができます。
ツールを使う場合
自己分析は何から始めたらいいのか分からないという方は、「自己分析ツール」を使ってみるのも1つの方法でしょう。転職サイトや就職サイトが運営している自己分析ツールは沢山あります。
無料で診断できるものはいくつもあるので、初めて自己分析するという方におすすめです。簡単に質問項目に答えるだけで診断できるサイトもあれば、適職診断で1時間面接するものもあります。
まとめ:自己分析は今後の生きる道を見つけるために重要な過程!
自分の強みを知ることで様々なメリットがあります。
自分の強みを予め知っていれば、それを活かした選択ができるので、より自分の理想に近い生き方や働き方ができます。苦手分野に比べてスムーズに何事も進められるため、短縮した時間で自由な時間が生まれます。
これからの時代、時間は大切な資本です。まずは自己分析を行って自分の得意なことを見つけて、”時間を生み出す”チャレンジしてみませんか?
自己分析は仕事だけではなく、趣味や今後の生き方を決める際にも役立つでしょう。自己分析を行う過程で「スキルが足りない」「もっと専門的スキルが欲しい」と感じたら、資格やスキルアップを検討してみましょう。
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