研究記事

英語ができて当たり前の時代が到来!現代の日本教育だけではまずいわけ

日本における社会では、日本国内であっても、様々な企業で外国人の採用を積極的に行っています。つまりこれからは外国人とのやりとりが増えることが予想されてるでしょう。一方日本の教育では、英語の授業があるけれど、それが日常会話レベルまで習得できていないことがほとんどです。いったいなぜなのでしょうか?今回は、一般的な日本教育と海外での教育の違いを解説していきます。

日本の一般的な教育方針は?

日本の教育目的は、教育基本法に明記されています。
教育基本法第一条によると、「第1条(教育の目的) 教育は、人格の完成をめざし、平和的な国家及び社会の形成者として、真理と正義を愛し、個人の価値をたつとび、勤労と責任を重んじ、自主的精神に充ちた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。」と記されています。(引用:文部科学省HP


具体的に、どのようなことかというと、「人格育成を行う場=教育」「平和的な思想」「正しいことを理解する」「個人の価値を高める」「勤勉で責任感のある人を育てる」ということになります。

日本の教育基本法に基づいて、各学校は教育を行います。もちろん現場の教員は毎日たくさんの児童や生徒を教育しているので、それぞれの子どもに合った対応をしなくてはいけないようになりました。
しかし、日本社会においては、まだまだ昭和と同じような教育価値感が根強く残っています。

【実際の日本教育でありがちな考え方】
※すべての学校が当てはまるというわけではありません。

①全員が同じレベルまでできることを求められる教育→「全教科がまんべんなくできるように勉強する」「合格点まで達するように再テストを行う」などが当てはまるでしょう。

②努力をすれば、平均までは伸びるという考えが根底にある教育→「できるのは当たり前」できないのは努力が足りないと思われがちです。

③暗記型・知識詰め込み型教育→誰もが同じ回答が”正解”という考えが根底にあります。

【日本の英語教育は?】
書いてあることを正確に読み取る「読み=Reading」海外と文書のやりとりをするための「書き=Writing」がメインの教育です。
そのため、コミュニケーションツールとして成り立たない勉強方法となり、日本の教育の場合、英語はほとんど受験目的のために勉強していることになるのです。

海外の教育の場合は?

一方、海外の教育方針はどのようになっているのでしょうか?代表的な国を3つ見ていきましょう。

例1)フィンランド
世界トップレベルの教育といわれています。(フィンランドが「読解力」「数学的リテラシー」「科学的リテラシー」分野において、それぞれ2000年に1位・4位・3位、2003年には1位・2位・1位、2006年には2位・2位・1位という結果を収めているためです。)
教育方針は、子どもの個性を大切にし、進学したい子供と就職したい子供に分け、それぞれに最適な教育を受けられる独自のシステムを構築しています。

例2)アメリカ
アメリカの子育ては「言語コミュニケーション」を発達させ、自己表現を通して自立心や個性を育てることに重点が置かれています。また、子供の能力に合わせた教育が充実しているのが特徴。そして、義務教育でも能力に達していないと留年制度を設けています。

例3)イギリス
イギリスと日本との大きな違いは、高校がないということです。(中等教育を卒業した後、16歳で大学に行くか、専門学校に行くか、就職するかを選ぶ)能力や経験に合わせてコースを選べます。

※このように海外の多くの国は、将来なりたい職業を考えて、その職業に就くために技術・知識を学ぶ」といった考え方であることが分かります。

【実録!】ヨーロッパ母子留学中の佐久間家の場合

息子さんは、 2か国語を学ぶためヨーロッパでアメリカンスクールに通学中です。アメリカ系とイギリス系では教育スタイルが異なるためヨーロッパでも教育がそれぞれ違います。公用語は英語で、授業で毎日30分のスペイン語を学んでいます。

ヨーロッパの教育の特徴について
・現地の学校は休みが多く、宿題もほとんどない。
・多くの小学校や中学校で「バイリンガル教育」を行っている。

母国語の他に、フランス語や英語などの外国語を一つ選びます。授業以外でも母国語であるスペイン語以外の英語で会話することが多い日常です。
→実際、息子さんは日本のアメリカンスクールにいた時は、ほとんど英語で会話をできませんでしたが、渡欧後グローバルな環境に身を置くことで、半年で会話レベルまで習得できました。

また、息子さん自身、日本の教育方針より個性を伸ばす教育(海外の教育方法)の方が合っていたので、渡欧したことによりさらに実力が伸びる結果になったのでしょう。

グローバルな視点を磨ける。英語力を高めるためには海外を視野に

今回は、日本の教育と英語教育の現状、そして海外の教育方針の特徴と実際に渡欧してどのような変化があったのか解説してきました。

・英語が身につくためには、日常会話で英語を使う環境が重要
・今の日本の教育では、会話レベルの習得はかなり難しいのが現状

日本の教育方針では、個性を伸ばす教育より平均以上をとれればよいという考えが根強く残っています。そのため、「自分の子どもに合っていない」「個性を伸ばしたい」「英語力を伸ばしたい」と感じたら、海外へ視野を向けていくのも重要なのではと考えます。

【ネクストステップの1ポイントアドバイス】

佐久間さんが息子さんと渡欧を決めたのは、語学留学を決めてわずか4ヵ月です。短い期間ですぐに行動に起こせたのは、佐久間さん自身が広報のスキルを持っていて、海外でも仕事ができると決断できたからでしょう。

プラスカラーでは、広報・PRのスキルを体系的に学べ、実務体験が積める実践型オンラインスクール「アドレカレッジ」を運営しています。

広報のスキルがあれば子どもの将来を考え、その時にあったサポートが行えます。
子どもが大きくなった時に、あなたは何ができるのか。将来を見据えた行動を考えてみませんか?


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