研究記事

自己分析を制するものは就活を制す!納得内定に向けた自己分析術とは?

あなたは自分のことを「正しく」理解できていますか?就職活動や転職活動において、自己分析は必要不可欠です。自己分析をすることで、自分が何を基準に就職活動をしていくべきなのかの軸が定まり、自分をアピールするときにも役立ちます。 これは「自己分析が大切なのはわかっていても、いざとなると何をしたらいいのかわからない!」そんな方のための記事です。 この記事では自己分析の方法から私が行った結果まで書いています。こちらを参考にしながら、あなた自身の分析をやってみましょう。

いつまでに自己分析をするべきか

就職活動をするにあたって、自己分析はいつまでに行えばよいのでしょうか。明確な答えは決まっていません。さらに、1回だけ行えばいいわけではなく、自分の考えが変わるごとに行うべきです。例えば就職活動の講義を受けた後、インターンシップや企業説明会に行った後などにもう一度自己分析を行いましょう。

自己分析の方法は?

自己分析を行う方法はたくさんあります。今回は、実践しやすい自己分析方法を4つ紹介します。

・SWOT分析

SWOT分析はもともと経営戦略を策定する方法として活用されていますが、自己分析にも応用することができます。SWOTとは、強み(Strength)弱み(Weakness)機会(Opportunity)脅威(Threat)の頭文字です。自分とまわりの環境を分析するために使います。

【筆者がSWOT分析を実践!】
SWOTの表を元に筆者が自己分析した結果は、以下の通りです。

◆自分のこと×プラスなもの
→広い視野を持っていること、細かい気配りができること=強み
→広い視野がある 気配りができる

◆効率を考えすぎてしまうこと、頭で理解していないと行動に移せないこと=弱み
→効率主義すぎる 頭で理解していないと行動に移せない

◇まわりの環境×プラスなもの
→大学新規卒業者の就職率が約96%であること(2022年3月、厚生労働省)=機会
→就職活動生が有利な状況

◇自分のこと×マイナスなもの
→就職活動生に求められるレベルが上がっていること=脅威
→スキルアップが必要

強み:広い視野がある 気配りができる
弱み:効率主義すぎる 頭で理解していないと行動に移せない
機会:就職活動生が有利な状況
脅威:スキルアップが必要

このように、何をアピールするべきか、何を頑張るべきか整理できます。

・マインドマップ

マインドマップとは、思考やアイディアなど頭に浮かんでいるものを紙に書き出すことで整理する方法です。それぞれの思考を深掘りしながら繋がりを考えて書くため、関係性や考えをまとめる方法として利用されます。

【筆者がマインドマップを実践!】


上記は私が行った自己分析のマインドマップです。
「サッカーが好き」「受験が辛かった」では、ただの日記になってしまい、自己分析にはなりません。ここで「なぜ?」と深掘りすることで自分の感情の根本を知ることができます。

・モチベーショングラフ

自分のモチベーションを出来事と結び付けることで、感情とその要因がわかる方法です。モチベーショングラフを用いることで、自分がどういった状況の時にモチベーションが上がったり下がったりするのか、可視化できるので、自分はどのような性格や特性を持っているのか分析することができます。

【筆者がモチベーショングラフを実践!】

上記は私のモチベーショングラフです。
過去の出来事とその時の感情をグラフにしています。これによって、どのようなときに「喜び」「辛さ」を感じるのかがわかります。私の場合、「良い結果が出ると楽しい」「人間関係が苦手」「難しい壁に当たるとモチベーションが下がる」ということが読み取れます。

・他己分析をしてもらう

自己分析だけでは、気づけない長所や短所があるため、限界があります。まわりの人(家族や友人、バイト先の先輩など)に協力してもらい、「他己分析」という形で自分では気づけなかったところを知りましょう。その時に役に立つのがリクナビの他己分析です。

リクナビ他己分析(https://analysis.rikunabi.com/?isc=r21rcnz03141)

QRコードを読み取ることで、家族や友人に他己分析をお願いすることができます。また、36の質問に答えることで自己分析を行うこともできます。この自己分析と他己分析を比べることで、自分の長所短所を再確認したり新発見があったりするので活用してみましょう。

【筆者がリクナビ他己分析を実践!】
リクナビの分析ツールでは、自己分析と他己分析が行えます。自己分析と他己分析ではどのような違いが見られるのでしょうか。まずは、自己分析結果から見ていきましょう。

私の自己分析結果は以下の通りです。

【自己分析結果】
『結果重視』…合理性を重視し、高い目標に意欲的に取り組むタイプ

長所 ・困難から逃げず、高い目標を目指そうとする
   ・物事を筋道立ててとらえ、論理的な話し方をする
   ・責任を果たし、成果を上げることに価値を感じる

短所 ・人の気持ちや感情の変化に気づきにくい
   ・冷静で理屈っぽく近づきがたい印象を持たれることがある

※その他にも、「あなたの特徴」「企業探しのヒント」も見られます。

【他己分析結果】
『調和重視』…人と協調しながら、着実に仕事に取り組むタイプ
長所 ・温厚で控えめ、親しみやすい印象を与える
   ・小さなことにもよく気づき、気配りする
   ・人や周囲のことを思いやる

短所 ・自己主張することが苦手
   ・物事がうまくいかないと落ちこみがち

※その他にも、「周囲から見たあなた」「企業探しのヒント」も見られます。

自己分析結果から就職活動の軸と志望理由を考える

自己分析をすることで自分が大事にしている考え、就職活動の軸が見えてきます。それを踏まえて志望動機を考えれば、首尾一貫した自己PRをすることができます。仕事選びの軸から、その企業の「どこに魅力を感じたのか」を導き出しましょう。

私の就職活動の軸
論理的な職場
ある程度の裁量がある
接客や営業が少ない
社内の人と連携をとる仕事

考え得る志望理由
若いうちから裁量を持つことができ、成長できるから。
社内の人と連携をとり、成果をあげることに興味があるから。

まとめ:就職活動に自己分析は不可欠!正しく自分を知り、自分のためになる就職活動を行いましょう

自己分析をすると自分では分からなかったことが可視化されます。自分のモチベーションアップする(感情が動く)体験が何なのか分かる→自己分析をすることで、自分がやりたいことが明確になる→様々な自己分析を試してみるのがオススメ&1回だけではなく定期的に自己分析してみよう。

自己分析をすることで自分が大事にしている考え、就職活動の軸が見えてきます。それを踏まえて志望動機を考えれば、首尾一貫した自己PRをすることができます。仕事選びの軸から、その企業の「どこに魅力を感じたのか」を導き出しましょう。

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